お肉や魚を漬け込むと柔らかくなったり、健康や美容にも良い発酵調味料の「塩麹」。
スーパーで購入することもできますが、実は手作りした方がおいしくてお財布にも優しい!
それに塩麹ってとても簡単に作ることができるんです!
・興味があるけど、ちゃんと作ることができるか不安。
・作ったことがあるけど、うまくできなかった。
そんな方でも失敗しない、塩麹の作り方を常温・炊飯器・ヨーグルトメーカーそれぞれ解説します。
結論
- 季節問わず、安定しておいしい塩麹を作ることができるヨーグルトメーカーがオススメ!
塩麹を作り始めてしばらくしてからヨーグルトメーカーを購入しましたが、こんなに便利ならもっと早く買っておけばよかった……
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手作り塩麹の魅力
塩味の中に麹のやさしい甘みと旨味があるおいしさ
発酵過程で、米麹に含まれるデンプンやタンパク質が分解されることによりブドウ糖やアミノ酸が生成されます。
そのため塩麹はただしょっぱいだけではなく、米麹の甘みや旨味が詰まった調味料です。
ドレッシングにしたり、炒め物やスープなど、塩の代わりに使うだけでいつもの料理がワンランクアップします!
お肉や魚を漬けておくだけで、柔らかく旨味UP
塩麹の発酵パワーで、肉や魚を漬け込んでおくだけでしっとりと柔らかくしてくれます。
塩麹で漬け込んだ肉や魚は、そのまま焼いたり煮るだけで立派な一品に!
また、米麹に含まれる消化酵素「リパーゼ」が脂肪の分解を助けて助けてくれるため、胃の負担を減らしてくれるため
子どもや、高齢の方の食事にもオススメです。
麹の発酵パワーで免疫UP・便秘解消・美肌効果
腸は体の免疫機能の約70%を占めているため、発酵調味料を習慣的に食事に取り入れて腸内環境が整うと免疫力upが期待できます。
また腸内環境が整うと便通がスムーズになり、きちんと排出できる体になることで内側からキレイに!
さらに米麹に含まれるコウジ酸はメラニン色素の生成を抑制してくれるため美白効果もあり、うれしい効果ばかり。
常温/炊飯器/ヨーグルトメーカーそれぞれの作り方のメリット・デメリット
常温のメリット・デメリット
- 炊飯器やヨーグルトメーカーがなくても作ることができるためコストがかからない
- 毎日かき混ぜることで発酵の過程を観察できる
- 完成するまで1週間〜10日かかる(冬場は約2週間)
- 毎日かき混ぜないといけない
- 冬場は発酵が進みにくく、米麹の芯が残りやすい
炊飯器のメリット・デメリット
- ヨーグルトメーカーを持っていなくても、手軽に塩麹を作ることができる
- 6〜8時間で完成する
- 温度設定ができない
- 蓋を開けて保温するため外気の影響を受けやすい(特に冬場)
- 塩麹を作っている間、炊飯器を使うことができない
冬場の室温が低くなる時期は、炊飯器内の温度が50度以下になりやすく、完成まで時間がかかります。
ヨーグルトメーカーのメリット・デメリット
- 温度・時間の設定ができる
- 塩麹以外の発酵調味料も手軽に作ることができる
- 発酵調味料づくりを習慣化しやすい
ヨーグルトメーカーのメリットはこれに尽きます!
発酵調味料づくりの難しいポイントは「温度管理」だと思います。ヨーグルトメーカーなら心配なし◎
快適に作ることができるため、手作りの発酵調味料作りを継続しやすいです。
- 購入するのにコストがかかる
塩麹の作り方
材料(作りやすい量)
・天日塩・・・・・・60g
・米麹・・・・・・・200
・水・・・・・230cc(生麹の場合)/260cc(乾燥麹の場合)
オススメの材料
米麹には乾燥麹と生麹がありますが、初心者の方は長期保存ができる乾燥麹がオススメです。
バラバラになっているので、米麹をほぐす手間もなく、手軽に作ることができるのもうれしいポイント。
価格もスーパーで販売されている米麹よりお手頃価格です。
塩のオススメは「青い海 シママース」です。
おいしい塩麹作りには、海水を天日や風力などで濃縮したり煮詰めて作り、ミネラルを豊富に含む自然塩を使うことがポイントです。
シママースはスーパーでも手に入りやすく、値段も手頃です。
塩だけで味比べをすると分かりやすいですが、シママースはマイルドな塩味がおいしく、塩麹作りだけでなく普段のお料理にもオススメです。
手順
①米麹を手でほぐす
バラバラになっているタイプの米麹もありますが、板状のものや塊がある場合は、塊がなくなるまでしっかりとバラバラにします。
②塩を加えて、米麹と塩を手で握るようにしながら混ぜ合わせる
全体に塩がまんべんなく行き渡ることで腐敗を防ぎます。
③水を加えて、水が白く濁るまで手ですり混ぜる
④常温/炊飯器/ヨーグルトメーカーそれぞれで発酵させる
常温の場合
煮沸消毒、またはアルコール消毒した清潔なビンに入れ、直射日光の当たらない場所に置き、一日一回上下を入れ替えるようによく混ぜる。
1〜2日目、米麹が水分を吸ってカピカピになっていたら水を足しても大丈夫です。
ただ、水を加えると塩分濃度が下がり、腐敗の原因になるため加える場合は大さじ1程度ずつで様子を見ましょう。
米麹の芯が柔らかくなって、蓋を開けたときにほんのり甘い香りがしたら完成です。
夏場:約1週間 冬場:約2週間
室温が25度〜30度くらいの時はスムーズに発酵が進みますが、冬場の室温が15度以下になると発酵のスピードが落ちるため完成までに時間がかかり、芯が残りやすくなります。そのため冬場は、65度以下のお湯にビンを浸すか、作り方③の行程で水ではなく、ぬるま湯で作ると発酵を促すことができます。
炊飯器の場合
炊飯器の内釜に塩麹を入れ、蓋を開けたまま清潔なタオルなどをかけて保温します。(約55度くらいになります)
蓋を閉めてしまうと、炊飯器内の温度が高温になり、酵素が働かなくなってしまうため注意してください。
また、保温の途中、2、3時間おきにヘラやしゃもじで全体をよく混ぜましょう。
しっかりと混ぜることで発酵ムラを防ぐことができます。
約6〜8時間保温し、米麹の芯が柔らかくなり、ほんのり甘い香りがしたら完成です。
ヨーグルトメーカーの場合
消毒した容器に塩麹の材料を入れて、60度/8時間に設定してスタートボタンを押します。
途中2〜3時間おきにヘラやスプーンなどで上下を入れ替えるようにしっかりと混ぜます。
それにより発酵ムラを防ぐことができます。
TANIKAのヨーグルトメーカーはとにかく操作がシンプルで使いやすく、初めての方にもおすすめです!
保存方法
塩麹が完成したら、清潔な容器に移して冷蔵庫で保存します。(常温発酵で作った場合はビンのまま)
保存期間は冷蔵で約6ヶ月、冷凍で約1年間です。
冷凍の場合、塩麹はカチカチには凍らないため解凍せずそのままお料理に使うことができます。
まとめ
塩麹の作り方、いかがだったでしょうか。
手作り塩麹があると、簡単・おいしい・栄養満点のおうちご飯を作ることができるようになります!
塩麹を使い始めてから、この便利さと美味しさで、塩麹がないとご飯が作れなくなってしまいました笑
常温/炊飯器/ヨーグルトメカーの、どの作り方でもおいしい塩麹を作ることができますが、快適に楽しく発酵ライフを送りたい方にはヨーグルトメーカーがオススメです。
ぜひ手作り塩麹で作るおうちご飯で、素敵に元気に過ごしていきましょう!
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