【残りご飯でOK!米麹甘酒の作り方完全版】炊飯器/ヨーグルトメーカーそれぞれ解説

そして自分で作る甘酒はおいしい上にお財布にやさしい!

・興味があるけど、ちゃんと作ることができるか不安。

・作ったことがあるけど、うまくできなかった。

そんな方でも失敗しない、甘酒の作り方を炊飯器・ヨーグルトメーカーのそれぞれ解説します。

↓発酵料理のレパートリーを増やしたい方はこちら↓

目次

結論

  • おいしい甘酒を作るためには温度管理が重要ヨーグルトメーカーで作るのがオススメです。
ボンボン

炊飯器でも作ることはできるけど、冬場は失敗しがち・・・・
ヨーグルトメーカーで作り始めてからは失敗知らずです!

米麹甘酒について

甘酒ってアルコールは含まれているの?

米麹で作る甘酒にはアルコールは含まれていません!
お子さんや妊婦さんも安心して飲むことができますよ。

甘酒には2種類あって、酒粕由来のものと、米麹由来のものがあります。

酒粕甘酒→酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えたもの
米麹甘酒→米麹と炊いたご飯、水を合わせて発酵させたもの

米麹甘酒には妊婦さんに欠かせない葉酸も含まれているので、おすすめです。

甘酒の作り方3種類

はや造り
米麹と水を合わせて発酵させて作る甘酒。
ご飯は入れず、米麹だけなので、麹の香りが強く、上品な甘味がおいしい甘酒です。

乾燥麹:水=1:2
生麹:水=1:1

かた造り
米麹と水と炊いたご飯を合わせて発酵させて作ります。
水は少なめで作るため、どろっとした濃縮タイプ
料理やお菓子作りにおすすめの甘酒です。飲むときは水で割って飲みます。

乾燥麹:ご飯:水=1:1.5:1.5
生麹:ご飯:水=1:1.5:1

今回はこの作り方を紹介します。

うす造り
かた造りの水分が多いタイプの作り方です。
スーパーに売っている甘酒も、ストレートで飲むことができるうす造りのものが多いです。

米麹200gに対して、お米1合分のお粥を炊き、水を200mlほど加えて発酵させます。

おいしさ・コスト・便利さの3点から、「かた造り」の甘酒がオススメです。

炊飯器/ヨーグルトメーカーそれぞれの作り方のメリット・デメリット

炊飯器のメリット・デメリット

  • ヨーグルトメーカーを持っていなくても、手軽に甘酒を作ることができる
  • 6〜8時間で完成する
  • 温度設定ができない
  • 蓋を開けて保温するため外気の影響を受けやすい(特に冬場)
  • 甘酒を作っている間、ご飯を炊くことができない

冬場の室温が低くなる時期は、炊飯器内の温度が50度以下になります。
50度以下だと乳酸発酵してしまい、酸味のある甘酒になってしまうので気をつけてください。
蓋を開けて保温した場合、炊飯器内の温度は大体55度前後になっています。

ヨーグルトメーカーのメリット・デメリット

  • 温度・時間の設定ができるため、しっかりとした甘みを引き出せる

ヨーグルトメーカーのメリットはこれに尽きます!
発酵調味料づくりの難しいポイントは「温度管理」だと思います。ヨーグルトメーカーなら心配なし◎

  • 購入するのにコストがかかる

甘酒の作り方

材料(完成約500〜600cc)
・炊いたご飯(冷凍ご飯をチンしたものでもOK)・・・・・・300g
・米麹・・・・・・・200g
・水・・・・・・・・200cc(生麹の場合)/300cc(乾燥麹の場合)

オススメの材料

米麹には生麹と乾燥麹があります。
初心者の方には常温で長期保存することができる乾燥麹がオススメです。

甘酒は材料がシンプルなので、どの米麹を使うかも重要なポイント。
 
私のオススメ米麹は以下の2つです。

バラバラになっているので、米麹をほぐす手間もなく、手軽に作ることができるのもうれしいポイント
価格もスーパーで販売されている米麹よりお手頃価格です。

手順

①米麹を手でほぐす

バラバラになっているタイプの米麹もありますが、板状のものや塊がある場合は、塊がなくなるまでしっかりとバラバラにします。

②ご飯に水を加えてよく混ぜ、粗熱を取る。

③②に①を加えて混ぜる

④炊飯器/ヨーグルトメーカーそれぞれで発酵させる。

炊飯器の場合

炊飯器の内釜に醤油麹を入れ、蓋を開けたまま清潔なタオルなどをかけて保温します。(約55度くらいになります)
蓋を閉めてしまうと、炊飯器内の温度が高温になり、酵素が働かなくなってしまうため注意してください。



保温の途中、2、3時間おきにヘラやしゃもじで全体をよく混ぜましょう。しっかりと混ぜることで発酵ムラを防ぐことができます。

また、米麹を潰すように混ぜると口当たりの良い甘酒になります。

約6〜8時間保温し、米麹の芯が柔らかくなり、甘くなっていたら完成です。

ヨーグルトメーカーの場合

消毒した容器に醤油麹の材料を入れて、60度/8〜9時間に設定してスタートボタンを押します。

途中2〜3時間おきにヘラやスプーンなどで上下を入れ替えるようにしっかりと混ぜます。
それにより発酵ムラを防ぐことができます。

TANIKAのヨーグルトメーカーはとにかく操作がシンプルで使いやすく、初めての方にもおすすめです!
TANIKAを使った感想はこちらの記事で紹介してます。

保存方法

甘酒が完成したら、清潔な容器に移して冷蔵庫で保存します。

甘酒は傷みやすいので、粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫にしまうようにしてください。

保存期間は冷蔵で約1週間〜10日間、冷凍で約3ヶ月です。
冷凍の場合、甘酒はカチカチには凍らないため解凍せずそのままスムージーにしたり、お料理に使うことができます。

オススメの市販の甘酒

自分で甘酒を手作りする前に、市販のものを買って味わってみたい!という方にオススメの甘酒の紹介です。
甘酒は白米のみならず、玄米や雑穀米で作ったり、米麹を玄米麹に変えたりするとまた違った味わいになるのもおもしろいところ。

自分用はもちろん出産祝いやプレゼントにもオススメです。

「結わえる」玄米甘酒

東京・蔵前にある「寝かせ玄米」が有名のお店。
無理なく健康的な食生活を送るために、昼には玄米を食べ、夜は好きな呑み食いをと、「メリハリ玄米生活」を提案されています。

こちらの甘酒は白米ではなく玄米や古代米で作られていて、玄米の香ばしい香りがとても美味しいです。
結わえるオンラインストア本店は甘酒の他にも魅力的な品揃えです。

「若竹屋」八穀あま酒

八穀あまざけ

無添加・砂糖不使用の甘酒です。
農薬・化学肥料不使用の7種の穀物(玄米・押し麦・赤米・黒米・緑米・もちきび・アマランサス)のつぶつぶ食感が楽しい、もぐもぐ食べる新食感の甘酒です。

「穴太商店」北のあま酒スマリ

【穴太商店】

「米-1グランプリ 銀賞受賞米 むすび」と「北海道産米麹」、「北海道 夕張山系の名水」のみで作られた甘酒です。

お米を知り尽くした米農家さんが、お米や米麹の様子を見ながら丁寧に仕込んだ「米農家の自家製甘酒」。
味は2種類あり、ソフトとハードから選ぶことができるのでお好みで選んで見てくださいね。

【ソフト】麹の風味をまろやかに、口当たり良く飲みやすさを重視した甘酒
【ハード】麹の風味を引き立てた、濃厚で濃い甘酒

まとめ

甘酒の作り方、いかがだったでしょうか。

私は米麹甘酒を飲むようになってから、肌がしっとりとしてキメが整ってきた感じがします。
また2歳の息子も離乳食の後期、ひどい便秘だったのですが、甘酒を少し取り入れてからスルン!と出るように!

甘酒を作るときの最大のポイントは温度管理です。
温度管理さえしっかりできていれば失敗知らず!

甘酒を飲む習慣をつけたい人はヨーグルトメーカーがオススメです!

ボンボン

この記事も甘酒を飲みながら書いています。甘酒を飲むとブドウ糖のお陰で頭シャッキリ!

甘くて美味しくておやつ感覚で飲めるのに、「飲む点滴」・「飲む美容液」と言われるほど健康と美容にうれしい効果がある米麹甘酒を作ってみませんか?

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この記事を書いた人

おいしくたのしく発酵を楽しめるような情報を発信しています。
簡単でおいしいのに健康にも良い発酵食品を食べて、自分も家族も元気に!

一児の母・調理師

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